ラジオ体操のポイント
より効果的に行えるよう、ラジオ体操の各運動のポイントを述べておきましょう。まずは「背伸びの運動」です。大きく息を吸いながら腕は伸びやかに上げていくこと。息を吐きながら腕を横に広げ、指先はできるだけ遠くにするイメージで。その指先までしっかり意識して、なめらかに腕や指先を動かすこと。
次は「手を横に広げながらの屈伸運動」です。膝はやわらかな動きで屈伸を繰り返す。腕は屈伸運動と同時に両サイドにしっかり広げる。腕は鳥の羽のように、しなやかに大きくゆったり動かす。
「サイドラインを伸ばす運動」では、指先で円を描くように伸ばす。上半身のサイドラインは特にしっかり伸ばしていく。膝は曲げず、指先でキレイな円を描くようなイメージでリズムに合わせる。
体全体の筋肉や関節をバランスよく動かす。「上半身を回す運動」では、両方の腕を最大限に伸ばし、上半身を一回りさせる。膝は曲げず、おヘソを軸にして上半身を動かす。顔の向き、指先にも意識を集中する。体がブレないよう体幹を意識する。
だいたいこのような感じですが、無理せず気軽に取り組んでみましょう。特に朝の運動として始めるなら、無理なく出来る範囲で行いましょう。起きてしばらくはベッドの上でストレッチするもお勧めです。ラジオ体操は体をまんべんなく動かすための運動を組み合わせています。健康な人なら誰でも手軽にできますが、毎日続けることでもっと効果を発揮します。