手軽にできるラジオ体操
ラジオ体操と言えば、誰もが昔必ず経験したことのあるものでしょう。ラジオ体操の歴史は非常に古く、「国民保健体操」として約80年前に制定、NHK（日本放送協会）がラジオ放送をしたことで広く普及したのです。
当初の体操の内容は、以後に「ラジオ体操第一・第二」という構成になり、これが現在でもお馴染みのスタイルとなっています。
ラジオ体操第一・第二は両方とも3分15秒程度という短い時間にまとめられています。その中に13種類ものエクササイズが構成されています。つまり第一・第二の両方を行っても6分半で済み、気軽に始められる運動として最適なのです。気軽とは言っても、全身の筋肉をしっかり使うことができ、健康効果という点でも再注目されているのです。
普段、何気なくしているラジオ体操には魅力がたくさん詰まっています。特にラジオ体操第一の方は、各年代の人が無理なくできるように考案された内容となっており、軽快な音楽に合わせて、全体の筋肉、関節を適度に動かすような構成になっています。伸びの動作を行うエクササイズも含まれていて、筋肉の緊張をほぐし、毎日続けることで姿勢改善にも役立ちます。
ゆっくりと大きく関節を動かす動作もあり、普段はあまり使わないような筋肉まで動かすことができるので、筋肉の柔軟性を向上させます。つまり、ダイナミックストレッチとしても取り組めるわけです。腹部の引き締め効果はひねりを加えたエクササイズで期待できます。